ホルモン・もつの豆知識

もつとは内蔵のことを指します。
具体的には牛・豚・鶏の小腸や大腸の他に、胃や肝臓、心臓、腎臓、子宮、肺などの内蔵肉のことを言います。胃や腸の事は「白もつ」、心臓や肝臓などは「赤もつ」と呼ばれています。
日本において、内蔵を食すというのは昔から行われていたことのようです。現代でもお酒のツマミとして人気の高い胃の塩辛などは平安時代からあったとも言われています。
これらは「ホルモン」とも呼ばれ、日本だけでなく世界中にも多くのホルモン料理が存在します。
「ホルモン」の名称の諸説は様々あり、関西弁の「捨てるもの」という意味である「ほおるもの」から生まれたと言われるものや、機関の活動を調整する医学用語からきたものとしたものもあります。

ホルモン料理は精力がつくスタミナ料理として、戦前から多くの人に親しまれてきた料理です。地域によってもその食べ方は様々です。

ホルモン焼き やはり一番人気が高いのがホルモン焼きではないでしょうか。
ホルモン焼きは、焼き肉店などのメニューにも記載されていることが多い、人気なメニューとなっています。
昔は焼き肉店や屋台などで食べる事が多かったのですが、最近では味付けされ真空パックに入れたホルモンがスーパーなどでも購入することが出来、自宅でも簡単に味わえるようになりました。また、このような真空パック販売は通販で購入することも可能で、このホルモン焼きが浸透しています。

また、焼き肉が苦手と言う女性にも人気の高いホルモン料理といえば、もつ鍋です。
もつ鍋にはコラーゲンがたっぷりはいっており、美容に良いことで一躍ブームとなりました。女性の皆さんは一度食べた事があるのではないでしょうか。

そのほかにも、もつ煮やなんこ鍋、もつそば、どて煮、レバ刺しや中身汁など、日本には多くのホルモン料理・もつ料理が存在します。
内蔵は食感もよく、食べると満腹感も得ることができます。栄養バランスが整っていて、低カロリーなど健康的な食べ物と言えるでしょう。